~ 3月のご挨拶 ~ 社労士 深川より

福岡の社労士(社会保険労務士)深川です。

「75.8万人」(厚生労働省2/27発表)
2023年の出生数です。2年連続で80万人を割り込み、最少となっています。また婚姻数も速報値で、前年比5.9%減の48.9万組。90年ぶりに50万組を割っています。少子化の流れが止まりません。著名な実業家のイーロン・マスク氏は、「いずれ日本は消滅するだろう」とまで発言しています。
政府は「異次元の少子化対策」を掲げています。しかしほとんど成功していません。日本の家族観、子供に対する政策に根本的な問題があるからだと思います。
まず、世界では当たり前になっている夫婦別姓選択制を未だに認めていません。ほぼ100%が男性の姓を名乗ることを前提にして、「家父長制」を維持しているからです。また、婚外子に対し、法律婚の子と同じような権利や保障を認めていません。
そしてなによりも政治の「爺(ジジ)支配」です。(私も爺ですが)
スウェーデンやフランスは、少子化を食い止めたと言われています。スウェーデンもフランスも、子供の半数以上が婚外子です。婚外子に対する法律上の差別はなく、法律婚の子と同様の権利が保障されています。同時に「家事・育児は女性中心」という考え方もなくなり、父親も積極的に家事・育児に関わっています。(日本でも父親が家事・育児に積極的に関わる意識を醸成するためには、まずもって家庭から「主人」意識を追放すること、夫のことを「主人」と呼ぶのをやめよう運動を起こす必要があるかと思います)両国は多様な家族(夫婦)関係を認め、手厚い子育て支援で、出生率を高めているのです。

「元氣の源通信」「労働・助成金情報特急便」を掲載しています。
「元氣の源通信」2024年3月号は、「パートを採用・定着化する方法」というタイトルで書いています。飲食店等では多くのパートを雇用しています。しかし、パートの採用もままならなくなっています。パートの採用・定着化はどうしたらうまくいくのか、その方法について明らかにしています。今回は採用編です。
「労働・助成金情報特急便」第134号では、前回に引き続き4月から改定される労働契約時の変更点を取り上げています。今回は有期契約の初回締結時と更新時及び無期転換に関する改正点です。

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