福岡の社労士(社会保険労務士)深川です。
高温多湿の夏の到来。毎年、職場での熱中症で約1000人が4日以上休業し、20人前後の方が死亡しています。これから益々、熱中症対策が必要な時季となります。
① WBGT(暑さ指標)の把握は必須
環境省は3日間の予測を1時間ごとに5段階で明らかにしている。例えば福岡の6月18日14時現在のWBGTは28.2で4段階目の厳重警戒。28以上となれば厳重警戒となり、28を超えると熱中症が急増する。
② 暑熱順化が必要
職場の気温上昇を予測し、作業者を熱に順化させるため、作業時間を短縮する、休憩回数を増やす、涼しい休憩場所を整備するなどの対策。
③ 定期的に水分、塩分をとる
特に、のどの渇きを感じにくい高齢従業員は、のどが渇いていなくともこまめな水分、塩分補給は必須
④ 健康診断結果により基礎疾患を確認
糖尿病や心疾患などは、熱中症を重症化する恐れがある
⑤ ファン付き作業服など着用
通気性の良い作業服、特に建設業や製造業などの暑い場所ではファン付き作業服が推奨される
「元氣の源通信」「労働・助成金情報特急便」2022.6月号を掲載しています。
元氣の源通信」2022年6月号は、「生涯現役時代の安心・安全な職場づくり」というタイトルで書いています。働く高齢者が増え、労災事故も多くなっています。高齢者に配慮した安心・安全な職場づくりが求められています。
「労働・助成金情報特急便」第114号では、休職制度について紹介しています。私傷病による休職者が増えています。自社ではいつ、どのような時に、どれぐらい休職できるのか、今一度就業規則でご確認ください。
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