福岡の社労士(社会保険労務士)深川です。
「選択的夫婦別姓制度」は世界の常識。
日経新聞は、6月2日から3日間、「夫婦別姓世界のリアル」を連載しました。それによれば、ハンガリーでは、選択肢を7つまで増やしているようです。保守的とみられているトルコでも、3つの選択肢を導入しました。
「選択的」ですから、夫婦別姓を強制するものではありません。(中国、韓国は夫婦別姓が原則のようです) 簡単に言えば、女性が「夫の姓+自分の名前」「もとの姓名を維持」を選択できるというものです。
「選択的夫婦別姓制度」を導入すると、家族の一体感が壊れると反対する人もいますが、世界を見回してもそんなことはありません。また、制度を導入したからと言って、別姓を選ぶ人が多いかと言えば、そんなことはないと思います。トルコでは8割以上が夫の姓を選んでいます。多くの女性が、夫を「主人」と呼ぶ日本ですから、別姓を選ぶ人は、トルコよりも少ないかもしれません。(政治・経済・社会すべてにわたって男優位の社会ですから)
反対している人の本音は、明治以来の伝統的家族観=家父長的家族制度を守りたい、男性優位の社会を守りたいということにあるのかもしれません。しかしそれは女性の社会的進出の拡大、女性のキャリアやアイデンティティの重視という流れの中で、崩壊しつつあります。
高市早苗政権は、「選択的夫婦別姓制度」導入に消極的です。高市首相は、女性で初めて首相になったということで、女性の社会的進出が更に進んだとみる向きもあるかもしれませんが、むしろ崩壊しつつある男社会を守るために登場した人といえるかもしれません。
女性が更に働きやすく、生活しやすい社会を作っていくためには、「選択的夫婦別姓制度」導入は、避けて通れません。
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